親指は、他の指と対立する動作を行う重要な指で、日常生活の多くの動作に関わっています。しかし、正しいものの持ち方をしていないと、親指の変形につながる可能性があることをご存知でしょうか?
実は、親指の変形の多くは、不適切なものの持ち方が原因で生じています。これは、若い人がスマートフォンを操作する際にも当てはまります。あなたは、普段から正しい持ち方を心がけていますか?ここでは、親指の健康を守り、変形を予防するためのポイントを紹介します。
親指と他の指で対立させてものを持つ
親指の変形を防ぐには、親指と他の指で対立させてものを持つことが重要です。親指の側面を使ってものを持つと、関節に不自然な力がかかります。
スマートフォンを持つ時など、無意識に親指に無理な力がかかるような持ち方をしていませんか?このような習慣が刷り込まれていくと、正しい親指の使い方ができなくなり、変形の原因になります。
ふとした時に、ご自身の親指の使い方を意識してみてください。
親指のストレッチ
親指の変形を予防するには、正しい使い方を体に教えてあげるとともに、関節のストレッチをしてあげることが重要です。以下のストレッチを行うことで、親指の柔軟性を維持し、変形のリスクを減らすことができます。
親指の根本から手のひらにかけてのストレッチ
親指の根本から手のひらにかけてのストレッチは、親指の可動域を維持し、柔軟性を高めるのに効果的です。
- 片方の手で反対の手の親指の付け根を包み込むようにつかみます。
- 親指を手のひらから離すように、ゆっくりと外側に引っ張ります。
- 10-15秒間、母指球が気持ちよく伸びている状態を保持します。
- ゆっくりと元の位置に戻し、反対の手でも同じストレッチを行います。
このストレッチを1日数回、左右の手で行うことを目安にしてください。ストレッチ中は、痛みのない範囲で行うことが重要です。無理に引っ張りすぎないようにしましょう。
これらのエクササイズとストレッチを日常生活に取り入れることで、親指の柔軟性を維持し、変形のリスクを減らすことができます。正しい使い方と合わせて、積極的に親指の健康維持に取り組みましょう。